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Posted by ミリタリーブログ at

2018年03月31日

弾道の記憶

あろ~

最近、動画サイトで50m先のフライパンを的にVSRで射撃する動画に見入っていますが、はてさて・・・
ノーマルのVSR-10の弾道ってどうやったか忘れてしまっているので、コレがすごい事なのかどうかも
解りません・・・。確か2名ほど居られて、ノーマルのリアルショックの方を使ってる動画を見て、
「わずかな差ならば、リアルショックでも良いじゃん!!」(ARESもOK)とか思っちゃいますね。
長年、この趣味で遊んでいると探究心が薄れてくるというか、自分で線を引いて、それ以上頑張らない
とか、予算を掛けてカスタムすることが無くなりました。

ということで、所有してたVSR-10は・・・会社の新人くんに売っちゃったので、中華コピー品の
Well MB10Dを検体で遊んでみたいと思います。


外観は・・・

もともとこんなんで、SV-98(CB-98)とは全くの別の外観ですね。


第二形態・・・マガジン周りを弄って、先台の先端が、いかりや長介の唇みたいなので修正しましたが・・・
だめだこりゃ・・・、野暮ったいですね。


現在、トリガーガードをアルミ板で作り直して、先台もアンダーレールを着けるため銃身と水平になるように
形を変えてます。多少スッキリしましたが、「ロシアの猟銃」か何か?って感じですかね。
自分は、スーパー飽き性なもんで、外観はまた変化していくと思います。

箱出し状態では実射性能は芳しくなかったので、過去のチューニングで・・・

チャンバーブロックの拡大とか、パッキンを「なまこ」のコピー品にしたり、シリンダーをVSR-10純正の
物を開封して使ってます。実射性能は、安定していたのですが、山形で浮き上がり方が気に食わない
弾道でした。VSR-10は低伸弾道だったと思います。

とりあえず、一旦分解してVSR-10のノーマル状態に近づけます。
用意したパーツは、マルイ純正のパッキンとHOPレバーで、今回はセンター出し(芯出し)を中心に
銃全体を修正していきます。VSR系はアウターバレルとフレームにガタツキがある構造で、ストックを
介してアウターバレルを固定しているので、MB10Dも同じチューニングを実施します。


インナーバレル後端のHOP窓アーチを撤去してみました。HOPの掛かりが強めになるということで、
試してみますが、リアルショックの場合はオススメできません。最大HOPで初速オーバーになる可能性が
あります。

とりあえず、マルイ純正パッキンとHOPレバーで様子を見ます。
フライファイアの「うましか」&専用レバーも試してみたかったんですが、パッキンが2000円超えてくると
購入意欲が減退・・・、多少良くなる程度なら純正でも良いかなぁと思います。
シールテープで気密を捕ると、0.03J程初速が上昇するので注意してください。


写真はセンター出しの最終段階で、ストックを着けた時にマズルキャップを外した状態で、インナーバレルが、
アウターバレル内の中心位置に収まっているかと、インナーバレル内にノズルの先端が中心位置に
来ているかなど確認します。ストックを着ける前にも確認しますが、その時にズレていれば、チャンバー
ブロックの固定位置を修正します。ストックを着けた時にズレていれば、ベディング調整を行います。

うう・・・、インナーバレル内のノズル先端までキレイに撮影できないですね・・・
シュアファイアーなどの明るいライトで照らしてやれば、ノズル位置は確認できます。
しかし、インナーバレル内面が波打つというか、不陸が多くて酷い銃だこりゃ・・・

後は、逆の視点で、シリンダーを外してフレーム後端からマズル側を覗いてフレーム、チャンバー、
インナーバレルが同心円の位置に収まっているかも確認します。
無理に固定すると、インナーバレルにストレスが掛かってしまうので、仮組み・調整を地道に
繰り返すしかありません。スペーサーを入れる場合は最後にした方が良いでしょう。
シリンダー・チャンバー・インナーバレルが一直線に並ぶイメージで仕上げて下さい。


あとは、シリンダーを前後に動かして、ノズルが抵抗なくチャンバーに入るか確認します。
VSRの場合はコッキング状態で、ピストンに偏圧が掛かり、ノズルが下方にズレますが、
解消するには、「ゼロトリガー」などのカスタムパーツの導入を考えなければいけません。

当初は、ノズルの位置が下側に向いてましたが、パッキンを交換すると中心線に収まりました。
純正パッキンは若干小さい寸法なので、正位置に収まったようです。
仮組み、調整で手間がかかって地味なチューニングになりましたが、VSR-10ならもっと楽か、
或いは必要ないかも知れませんね。

撃ってみた感想は・・・

ノーマルのVSRも確か・・・こんなんやった!! こんなんやった!!。若干今回弄ったMB10Dの方が着弾が
まとまってますが、HOPが弱く、最大でも足らない感じです。
さすがに、50m先の人を狙う場合は、落差で頭狙って腹に当たる感じですね。

パッキンが馴染んでないのでしょうがないんですが、弾道は素直で真直ぐ安定していて、
40mまではフラットに飛んで、以降は放物線状に落ちます。
200発ほど打ち込みましたが、弾道は一定で変化が無く、銃の軸もブレてないので、
センター出しは成功したと思います。

浮き上がりがなく、良い弾道なんですが・・・可も無く、不可も無く、取り立てて不満はない
感じですかねぇ。このままでも良いような気がします。

弱HOPは飛距離は伸びませんが、球威が低下しにくいので、気分的には・・・
「吠えろ、Lancaster!!」とか・・・
「グヘヘ・・・、ブッシュもろともブチ抜いてくれるわ!!]

・・・という、凶暴な性格に変貌します。(イカンですな・・・)
30m先の切り株に打ち込むと、バシバシと当たると痛そうな打撃音が聞こえます。

とりあえず、HOPを改良するために、HOPレバー位置を最大にして2週間放置してみます。


今回は、スタートラインにつけた状態で、カスタムは以降に挑戦します・・・。  

Posted by 軟鉄じーぐ at 19:41Comments(0)MB10D(WELL)

2018年03月25日

M40スパイラル(その2)

あろ~

昨日の話なんですが、やっとこさタナカのM40A1(Air)の試射に行ってきました。
行く前に、そこらへんに転がってた、M3タイプのスコープをマウントしてみました。


A1に着けるには一寸デカイかも知れませんが、バジャーオーディナンスのマウントレールのおかげで何とか・・・
と言った感じですね。曲銃床のタイプはかなり前の方にマウントしてます。
しかし、安価なレプリカのため蛍光灯の室内で覗いた感じはセピアっぽくなりますね。
レティクルも目盛りがゴチャゴチャしていて、FFPなので拡大しないとハッキリ見えない感じですかね・・・。
せめて、シュアヒットか、VECTOR OPTICSとか1ランク上のモデルが欲しいところです。



さて、試射してみた感想は・・・、

恐ろしく素性の良いエアガンじゃないかなぁと思います。(いや、ホンマですよ。)

HOPを弱めても、強めても左右のブレは殆どない弾道で、飛距離だけ変化します。
他のエアガンですと、適正HOPで弾道が安定しますが、この銃に関してはほぼ全域で安定した弾道で、
強く掛けた時は多少は浮き上がりますが、大きく山形に揚がることなく、フラットな弾道が持続します。
HOP調整もマイルドで、きめ細かくセッティングできちゃいます。一寸強めで丁度良いくらいですかね。
剛性アップしちゃったから「純然たるノーマル」とは言えませんが、内部メカに関してはベストセッティングだと思われます。
それと、特筆すべきは、トリガーに全く遊びも無く軽く引けるので、ミスショットが出にくい事です。(調整はできます)
普通は、シアーの落ちるタイミングを計りながら射撃しますが、そういった必要がありません。
ショートバレルの特性もありますが、「引き方をミスった!!」という事象はまず起こらないので、
撃つ瞬間、銃をシッカリ固定できれば誰でも扱いやすいエアガンという事になります。

欠点と言えば、少々初速が弱い事で、40m以上になるとVSR-10程のインパクトが無く、50mくらいになると
球威が無く、風に流され易い感じですね。
最近の電動ガンと比べると、一寸物足らない気がしますが、精度的には抜群なので、
拓けたフィールドより森林などで、間隙を縫うような精密な狙撃に適した感じです。

コレで、APSカップとかエントリーするのはダメなんでしょうなぁ・・・

とか、それくらい思える素性を伺わせるエアガンですね。
リアルな外観と実射性能で才色兼備、VSR-10ですら「ガサツなエアガン」に見えてしまうような逸品ですね。
となると・・・、マルイさんのA5も興味が沸いてきました。


でもなぁ、ARESのA3あるから諦めますかぁ~。
ARESはAPS-2のトリガーメカ、鋼製のアウターバレルを装備しVSRの改良型みたいなエアガンですが、HOP調整と
給弾メカニズムが古いため、いまいちメジャーになれなかった商品です。
今となっては、大排気量&ロングバレルの古典的なエアガンに見えちゃいますが、セッティングが自由自在にできる
というのは、最大の強みであります。
タナカの場合は、シリンダー開封する勇気は無いので、ノーマルで大事に使おうと思います。(もうノーマルじゃないって!!)
最近はそういった商品が多くなってきましたね。


今回の試射に一緒に持っていった、困ったチャンがKSCの92Fです。
旧モデルで、弾つまりを起こしていたので、パッキンをシリコンスプレーで馴染ませて脱脂して撃ちましたが、
乱調で、鬼HOP連発してました・・・。パッキン交換せなダメですな・・・。
う~ん、古いモデルの部品って、まだ売って貰えるんかな・・・。









  

Posted by 軟鉄じーぐ at 21:03Comments(0)M40A1(タナカワークス)

2018年03月16日

弾速計を買ってみた

あろ~

今更の話になるんですが、弾速計を買ってみました。今までどうしてたかというと、チームで所有していたものを借りたり、
ショップ、フィールドのマスターに計ってもらったりしてました。今は昔に比べてそんなに高いものでもなく、コンパクトな
寸法になっているので、もう個人で所有したほうがよいですね。


送料込みで5000円くらいでした。

調子に乗って、家にあるあらゆるエアガンの初速を計ってみました。
主に部屋のオブジェと化して、手っ取り早く撃てる長物を中心に計ってみると・・・

①クラウンU-10 カスタム      0.82J
②A&K ドラグノフ         0.81J
③WELL SV-98?(MB10D)    0.75J
④タナカ M40A1(Air)        0.72J
⑤Double Eagle M50 0.61J

という感じで、0.25g弾で5発平均で、順調に計っていきました。
使える弾丸がフィールドの規定で0.25g弾までなので、弾道が1番安定する0.6~0.8Jを狙ったセッティングになります。
それ以上の初速になると、HOPの掛け方によよりますが、弾道が乱れたりする場合があるので、若干控えめの初速になります。
例外としては、APS-2のORは0.8J以上でも安定した弾道と飛距離(もちょろん、FALSとかPDIチャンバーを組んだ状態)
もあります。ロングバレル&小径シリンダーの方が効率が良いんでしょうね。
クラウンのU-10はSS-9000なんで、弱いスプリングでも0.82J、ドラグノフも最弱のスプリングでも、ピストンがアルミでチャンバーも
気密を確保しているので、かなり高い初速になっちゃいました。
⑤M50(SSG69風のエアガン)は一寸バネ切り過ぎたかなぁ~的な感じで、操作性は抜群なんですが、初速は低くなっちゃいました。

問題だったのが・・・、マルシンのアンシュッツで、初速のバラツキが目立って、0.70~0.56Jの範囲でした。
もともと自分がテキトーに弄って遊んでたエアガンなんで、まだ不完全な所もありました。
原因を探るため分解してみると・・・、インナーバレルを固定する芋ねじが緩んで、バレルが前後に動いてました!!
早速改良して、固定方法を強化するため、メインのM4芋ねじの他にサブにM3ねじを追加しました。
これで、ガッチリ固定できました。


あと、チャンバーの固定位置に併せて、ノズルも30mmに延伸しました。
パッキンのOリングを見直して交換して撃ってみると・・・初速は0.78Jになりました。
スプリングもピストンも純正、ノーマルなんですが、これがアンシュッツの上限値なんでしょうね。
ちょっと、パワーがキツイかなぁ~、性格的にはそういう銃じゃないんやけど・・・。
気密さえ確保してやれば、小容量なシリンダーでも金属ピストンの恩威で結構な初速が出てますね。

30年前に、もう一寸煮詰めて発売して欲しかったワイ!!

「世界の銃器をより安全に再現する」 by マルシン工業㈱

でも、マルシンのエアガンで育ってきましたから・・・私は御社が大好きであります。


スプリングを弱くしたいのですが、なかなか適合する物が手元に無かったです・・・
操作性も一寸硬いので、また気長に探しにいきますかぁ~。


ういね~、アンシュッツ。 もう対応年数超過してるんでしょうなぁ。2号機を仕入れるかのう・・・


マイクロサイトが一寸ごついので、ハンドルに干渉しちゃいます。純正のDXサイトに付け替えようかな。


うぬ~~~ なかなか、エアガンをかっこよく撮影するのは難しい・・・

でも、久々に楽しかったです。




  

Posted by 軟鉄じーぐ at 21:03Comments(0)アンシュッツ(マルシン)

2018年03月10日

M40スパイラル

あろ~

サバゲでARESのM40A3を使ってるんですが、最近M40A1の方が恋しくなってきて、タナカのM40A1(Air)を
入手しました。今までのA1と言えば、サンプロ(A1・XB)、エンドウぐらいしか所有したことがなく、実銃に近い
外観としては、今回のタナカが始めてになります。
今までの製品はデフォルメされていて、実銃に近いものとしてはアサヒぐらいだったかなぁ~と思います。
今から思えば独身の時に無理してでもアサヒ(もちょろん、エアコキの方)を買っておけばよかったなぁ~と
思いますね。まさか、この趣味がこんなに長く続くとは思ってませんでしたから・・・。

なかなか、M40からの呪縛から抜け出せそうにありませんが、最新型のA6まで行っちゃうと興味は減退・・・
曲銃床のA1が自分にとっては最高の得物のような気がします。歳かなぁ・・・。

さて、タナカのM40A1と、マルイのM40A5と給弾方式は違えど、コンセプトが似てると思いませんか?

ショートストロークのシリンダーに、短いインナーバレル。1J未満の出力制限であれば、このコンセプトでも
十分なんですよ。最早、大容量シリンダーも長いインナーバレルも過剰な装備になっちゃうんでしょうね。
それと、メーカー側としても、コンプライアンス的な事情で、出力が上げ難い構造にする必要もあるので、
国内メーカーが揃って同じ設計思想を持つという事は、時代に併せた「次世代のボルトアクションライフル」
が出てきたと言っても過言では無いと思います。

さて、能書きはそれくらいにして、タナカのM40A1を見ていくと・・・
なんか、アウターバレルがグラつくので、分解するとバレルとレシーバーの継ぎ目付近にある皿ビスが
緩んでました。構造の継ぎ目に大きな開口部がるため、フローティングバレルには不向きな構造になってます。


これが問題の開口部です。強度不足で歪みが生じやすい構造になります。マルイのL96もスリットが入っていて
アウターバレルに強い衝撃を受けた場合、最悪バレルが歪んでしまいます。ねじ込み式の接合部断面は、お互い
サークル形状でなければいけません。フローティングバレルにする場合、APS-2のような構造が理想になります。
左側に皿ビスが付いていますが、こいつが緩むとガタツキが生じます。この設計は「タナカさんやっちまったなぁ~」
という感じが否めません。


ほんじゃ、反対の右側にも同じ位置に皿ビス追加してみましょう。


ついでに、上部中央にもイモネジ(M3)を追加してみると・・・加重分散の効果が出てガッチリ固定できました。
ちょうどサンプロのM700も同じ要領で弄った記憶があります。しかし・・・

「うぬ~~、それでもやっぱり心配だ・・・」

剛性フェチに火がついて・・・


アウターバレルにベディングピラー付けました!!
ああ、せっかくのフローティングバレルが・・・ごめんなさいタナカさん つ_T)
なんか、SS-9プロみたいになっちゃいましたね。ピラー本体はM4高ナット(12mm)、ベースプレートは2mmのアルミ板
で作ってます。水平に合わせるため、アウターバレルとプレートの間にシムを噛ましてM3の皿ビスで固定してます。
あとピラーの高さ調整ですが、ストックの内側にABS板を接着して対応してます。


この状態でもシッカリしてますけどね、ストックにバレルを委託して剛性アップにつなげます。


M4皿ビスで裏から締めます。


左右のブレは無いようです。結構、仮組み・調整に掛かりました・・・。


とりあえず完成。やっぱA1は良いですね。スコープ無しの状態でもお茶碗3杯いけそうな気がします。
剛性は、正に「1本の棒」を持ってるような感じで、最初とは比べ物になりません。

不具合の修正で終わっちゃいましたが、実射はまた後日行います。
最近は、海外製品を弄ることが多いですが、不具合はあるにせよ、偶には「上質な玩具」で遊ばないと
心が枯渇しそうな気がします。得にタナカの製品は、モデルガン的な要素も含んでおり、独特の気品が
あります。エアガンの性能で選べばマルイになっちゃうかもしれませんが、それだけでは琴線に触れる
事ができない時もあります。外観や仕上がり、或いは銃本来の荒々しさも表現された一品だと思います。







  

Posted by 軟鉄じーぐ at 23:41Comments(0)M40A1(タナカワークス)