2018年03月25日
M40スパイラル(その2)
あろ~
昨日の話なんですが、やっとこさタナカのM40A1(Air)の試射に行ってきました。
行く前に、そこらへんに転がってた、M3タイプのスコープをマウントしてみました。

A1に着けるには一寸デカイかも知れませんが、バジャーオーディナンスのマウントレールのおかげで何とか・・・
と言った感じですね。曲銃床のタイプはかなり前の方にマウントしてます。
しかし、安価なレプリカのため蛍光灯の室内で覗いた感じはセピアっぽくなりますね。
レティクルも目盛りがゴチャゴチャしていて、FFPなので拡大しないとハッキリ見えない感じですかね・・・。
せめて、シュアヒットか、VECTOR OPTICSとか1ランク上のモデルが欲しいところです。

さて、試射してみた感想は・・・、
恐ろしく素性の良いエアガンじゃないかなぁと思います。(いや、ホンマですよ。)
HOPを弱めても、強めても左右のブレは殆どない弾道で、飛距離だけ変化します。
他のエアガンですと、適正HOPで弾道が安定しますが、この銃に関してはほぼ全域で安定した弾道で、
強く掛けた時は多少は浮き上がりますが、大きく山形に揚がることなく、フラットな弾道が持続します。
HOP調整もマイルドで、きめ細かくセッティングできちゃいます。一寸強めで丁度良いくらいですかね。
剛性アップしちゃったから「純然たるノーマル」とは言えませんが、内部メカに関してはベストセッティングだと思われます。
それと、特筆すべきは、トリガーに全く遊びも無く軽く引けるので、ミスショットが出にくい事です。(調整はできます)
普通は、シアーの落ちるタイミングを計りながら射撃しますが、そういった必要がありません。
ショートバレルの特性もありますが、「引き方をミスった!!」という事象はまず起こらないので、
撃つ瞬間、銃をシッカリ固定できれば誰でも扱いやすいエアガンという事になります。
欠点と言えば、少々初速が弱い事で、40m以上になるとVSR-10程のインパクトが無く、50mくらいになると
球威が無く、風に流され易い感じですね。
最近の電動ガンと比べると、一寸物足らない気がしますが、精度的には抜群なので、
拓けたフィールドより森林などで、間隙を縫うような精密な狙撃に適した感じです。
コレで、APSカップとかエントリーするのはダメなんでしょうなぁ・・・
とか、それくらい思える素性を伺わせるエアガンですね。
リアルな外観と実射性能で才色兼備、VSR-10ですら「ガサツなエアガン」に見えてしまうような逸品ですね。
となると・・・、マルイさんのA5も興味が沸いてきました。

でもなぁ、ARESのA3あるから諦めますかぁ~。
ARESはAPS-2のトリガーメカ、鋼製のアウターバレルを装備しVSRの改良型みたいなエアガンですが、HOP調整と
給弾メカニズムが古いため、いまいちメジャーになれなかった商品です。
今となっては、大排気量&ロングバレルの古典的なエアガンに見えちゃいますが、セッティングが自由自在にできる
というのは、最大の強みであります。
タナカの場合は、シリンダー開封する勇気は無いので、ノーマルで大事に使おうと思います。(もうノーマルじゃないって!!)
最近はそういった商品が多くなってきましたね。

今回の試射に一緒に持っていった、困ったチャンがKSCの92Fです。
旧モデルで、弾つまりを起こしていたので、パッキンをシリコンスプレーで馴染ませて脱脂して撃ちましたが、
乱調で、鬼HOP連発してました・・・。パッキン交換せなダメですな・・・。
う~ん、古いモデルの部品って、まだ売って貰えるんかな・・・。
昨日の話なんですが、やっとこさタナカのM40A1(Air)の試射に行ってきました。
行く前に、そこらへんに転がってた、M3タイプのスコープをマウントしてみました。
A1に着けるには一寸デカイかも知れませんが、バジャーオーディナンスのマウントレールのおかげで何とか・・・
と言った感じですね。曲銃床のタイプはかなり前の方にマウントしてます。
しかし、安価なレプリカのため蛍光灯の室内で覗いた感じはセピアっぽくなりますね。
レティクルも目盛りがゴチャゴチャしていて、FFPなので拡大しないとハッキリ見えない感じですかね・・・。
せめて、シュアヒットか、VECTOR OPTICSとか1ランク上のモデルが欲しいところです。
さて、試射してみた感想は・・・、
恐ろしく素性の良いエアガンじゃないかなぁと思います。(いや、ホンマですよ。)
HOPを弱めても、強めても左右のブレは殆どない弾道で、飛距離だけ変化します。
他のエアガンですと、適正HOPで弾道が安定しますが、この銃に関してはほぼ全域で安定した弾道で、
強く掛けた時は多少は浮き上がりますが、大きく山形に揚がることなく、フラットな弾道が持続します。
HOP調整もマイルドで、きめ細かくセッティングできちゃいます。一寸強めで丁度良いくらいですかね。
剛性アップしちゃったから「純然たるノーマル」とは言えませんが、内部メカに関してはベストセッティングだと思われます。
それと、特筆すべきは、トリガーに全く遊びも無く軽く引けるので、ミスショットが出にくい事です。(調整はできます)
普通は、シアーの落ちるタイミングを計りながら射撃しますが、そういった必要がありません。
ショートバレルの特性もありますが、「引き方をミスった!!」という事象はまず起こらないので、
撃つ瞬間、銃をシッカリ固定できれば誰でも扱いやすいエアガンという事になります。
欠点と言えば、少々初速が弱い事で、40m以上になるとVSR-10程のインパクトが無く、50mくらいになると
球威が無く、風に流され易い感じですね。
最近の電動ガンと比べると、一寸物足らない気がしますが、精度的には抜群なので、
拓けたフィールドより森林などで、間隙を縫うような精密な狙撃に適した感じです。
コレで、APSカップとかエントリーするのはダメなんでしょうなぁ・・・
とか、それくらい思える素性を伺わせるエアガンですね。
リアルな外観と実射性能で才色兼備、VSR-10ですら「ガサツなエアガン」に見えてしまうような逸品ですね。
となると・・・、マルイさんのA5も興味が沸いてきました。
でもなぁ、ARESのA3あるから諦めますかぁ~。
ARESはAPS-2のトリガーメカ、鋼製のアウターバレルを装備しVSRの改良型みたいなエアガンですが、HOP調整と
給弾メカニズムが古いため、いまいちメジャーになれなかった商品です。
今となっては、大排気量&ロングバレルの古典的なエアガンに見えちゃいますが、セッティングが自由自在にできる
というのは、最大の強みであります。
タナカの場合は、シリンダー開封する勇気は無いので、ノーマルで大事に使おうと思います。(もうノーマルじゃないって!!)
最近はそういった商品が多くなってきましたね。
今回の試射に一緒に持っていった、困ったチャンがKSCの92Fです。
旧モデルで、弾つまりを起こしていたので、パッキンをシリコンスプレーで馴染ませて脱脂して撃ちましたが、
乱調で、鬼HOP連発してました・・・。パッキン交換せなダメですな・・・。
う~ん、古いモデルの部品って、まだ売って貰えるんかな・・・。
2018年03月10日
M40スパイラル
あろ~
サバゲでARESのM40A3を使ってるんですが、最近M40A1の方が恋しくなってきて、タナカのM40A1(Air)を
入手しました。今までのA1と言えば、サンプロ(A1・XB)、エンドウぐらいしか所有したことがなく、実銃に近い
外観としては、今回のタナカが始めてになります。
今までの製品はデフォルメされていて、実銃に近いものとしてはアサヒぐらいだったかなぁ~と思います。
今から思えば独身の時に無理してでもアサヒ(もちょろん、エアコキの方)を買っておけばよかったなぁ~と
思いますね。まさか、この趣味がこんなに長く続くとは思ってませんでしたから・・・。
なかなか、M40からの呪縛から抜け出せそうにありませんが、最新型のA6まで行っちゃうと興味は減退・・・
曲銃床のA1が自分にとっては最高の得物のような気がします。歳かなぁ・・・。
さて、タナカのM40A1と、マルイのM40A5と給弾方式は違えど、コンセプトが似てると思いませんか?
ショートストロークのシリンダーに、短いインナーバレル。1J未満の出力制限であれば、このコンセプトでも
十分なんですよ。最早、大容量シリンダーも長いインナーバレルも過剰な装備になっちゃうんでしょうね。
それと、メーカー側としても、コンプライアンス的な事情で、出力が上げ難い構造にする必要もあるので、
国内メーカーが揃って同じ設計思想を持つという事は、時代に併せた「次世代のボルトアクションライフル」
が出てきたと言っても過言では無いと思います。
さて、能書きはそれくらいにして、タナカのM40A1を見ていくと・・・
なんか、アウターバレルがグラつくので、分解するとバレルとレシーバーの継ぎ目付近にある皿ビスが
緩んでました。構造の継ぎ目に大きな開口部がるため、フローティングバレルには不向きな構造になってます。

これが問題の開口部です。強度不足で歪みが生じやすい構造になります。マルイのL96もスリットが入っていて
アウターバレルに強い衝撃を受けた場合、最悪バレルが歪んでしまいます。ねじ込み式の接合部断面は、お互い
サークル形状でなければいけません。フローティングバレルにする場合、APS-2のような構造が理想になります。
左側に皿ビスが付いていますが、こいつが緩むとガタツキが生じます。この設計は「タナカさんやっちまったなぁ~」
という感じが否めません。

ほんじゃ、反対の右側にも同じ位置に皿ビス追加してみましょう。

ついでに、上部中央にもイモネジ(M3)を追加してみると・・・加重分散の効果が出てガッチリ固定できました。
ちょうどサンプロのM700も同じ要領で弄った記憶があります。しかし・・・
「うぬ~~、それでもやっぱり心配だ・・・」
剛性フェチに火がついて・・・

アウターバレルにベディングピラー付けました!!
ああ、せっかくのフローティングバレルが・・・ごめんなさいタナカさん つ_T)
なんか、SS-9プロみたいになっちゃいましたね。ピラー本体はM4高ナット(12mm)、ベースプレートは2mmのアルミ板
で作ってます。水平に合わせるため、アウターバレルとプレートの間にシムを噛ましてM3の皿ビスで固定してます。
あとピラーの高さ調整ですが、ストックの内側にABS板を接着して対応してます。

この状態でもシッカリしてますけどね、ストックにバレルを委託して剛性アップにつなげます。

M4皿ビスで裏から締めます。

左右のブレは無いようです。結構、仮組み・調整に掛かりました・・・。

とりあえず完成。やっぱA1は良いですね。スコープ無しの状態でもお茶碗3杯いけそうな気がします。
剛性は、正に「1本の棒」を持ってるような感じで、最初とは比べ物になりません。
不具合の修正で終わっちゃいましたが、実射はまた後日行います。
最近は、海外製品を弄ることが多いですが、不具合はあるにせよ、偶には「上質な玩具」で遊ばないと
心が枯渇しそうな気がします。得にタナカの製品は、モデルガン的な要素も含んでおり、独特の気品が
あります。エアガンの性能で選べばマルイになっちゃうかもしれませんが、それだけでは琴線に触れる
事ができない時もあります。外観や仕上がり、或いは銃本来の荒々しさも表現された一品だと思います。
サバゲでARESのM40A3を使ってるんですが、最近M40A1の方が恋しくなってきて、タナカのM40A1(Air)を
入手しました。今までのA1と言えば、サンプロ(A1・XB)、エンドウぐらいしか所有したことがなく、実銃に近い
外観としては、今回のタナカが始めてになります。
今までの製品はデフォルメされていて、実銃に近いものとしてはアサヒぐらいだったかなぁ~と思います。
今から思えば独身の時に無理してでもアサヒ(もちょろん、エアコキの方)を買っておけばよかったなぁ~と
思いますね。まさか、この趣味がこんなに長く続くとは思ってませんでしたから・・・。
なかなか、M40からの呪縛から抜け出せそうにありませんが、最新型のA6まで行っちゃうと興味は減退・・・
曲銃床のA1が自分にとっては最高の得物のような気がします。歳かなぁ・・・。
さて、タナカのM40A1と、マルイのM40A5と給弾方式は違えど、コンセプトが似てると思いませんか?
ショートストロークのシリンダーに、短いインナーバレル。1J未満の出力制限であれば、このコンセプトでも
十分なんですよ。最早、大容量シリンダーも長いインナーバレルも過剰な装備になっちゃうんでしょうね。
それと、メーカー側としても、コンプライアンス的な事情で、出力が上げ難い構造にする必要もあるので、
国内メーカーが揃って同じ設計思想を持つという事は、時代に併せた「次世代のボルトアクションライフル」
が出てきたと言っても過言では無いと思います。
さて、能書きはそれくらいにして、タナカのM40A1を見ていくと・・・
なんか、アウターバレルがグラつくので、分解するとバレルとレシーバーの継ぎ目付近にある皿ビスが
緩んでました。構造の継ぎ目に大きな開口部がるため、フローティングバレルには不向きな構造になってます。
これが問題の開口部です。強度不足で歪みが生じやすい構造になります。マルイのL96もスリットが入っていて
アウターバレルに強い衝撃を受けた場合、最悪バレルが歪んでしまいます。ねじ込み式の接合部断面は、お互い
サークル形状でなければいけません。フローティングバレルにする場合、APS-2のような構造が理想になります。
左側に皿ビスが付いていますが、こいつが緩むとガタツキが生じます。この設計は「タナカさんやっちまったなぁ~」
という感じが否めません。
ほんじゃ、反対の右側にも同じ位置に皿ビス追加してみましょう。
ついでに、上部中央にもイモネジ(M3)を追加してみると・・・加重分散の効果が出てガッチリ固定できました。
ちょうどサンプロのM700も同じ要領で弄った記憶があります。しかし・・・
「うぬ~~、それでもやっぱり心配だ・・・」
剛性フェチに火がついて・・・
アウターバレルにベディングピラー付けました!!
ああ、せっかくのフローティングバレルが・・・ごめんなさいタナカさん つ_T)
なんか、SS-9プロみたいになっちゃいましたね。ピラー本体はM4高ナット(12mm)、ベースプレートは2mmのアルミ板
で作ってます。水平に合わせるため、アウターバレルとプレートの間にシムを噛ましてM3の皿ビスで固定してます。
あとピラーの高さ調整ですが、ストックの内側にABS板を接着して対応してます。
この状態でもシッカリしてますけどね、ストックにバレルを委託して剛性アップにつなげます。
M4皿ビスで裏から締めます。
左右のブレは無いようです。結構、仮組み・調整に掛かりました・・・。
とりあえず完成。やっぱA1は良いですね。スコープ無しの状態でもお茶碗3杯いけそうな気がします。
剛性は、正に「1本の棒」を持ってるような感じで、最初とは比べ物になりません。
不具合の修正で終わっちゃいましたが、実射はまた後日行います。
最近は、海外製品を弄ることが多いですが、不具合はあるにせよ、偶には「上質な玩具」で遊ばないと
心が枯渇しそうな気がします。得にタナカの製品は、モデルガン的な要素も含んでおり、独特の気品が
あります。エアガンの性能で選べばマルイになっちゃうかもしれませんが、それだけでは琴線に触れる
事ができない時もあります。外観や仕上がり、或いは銃本来の荒々しさも表現された一品だと思います。