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Posted by ミリタリーブログ at

2014年06月04日

覇王の復活:U-10(クラウン)

あろ~

この前のGWに、実家に帰ったとき老舗のガンショップをたまたま覗いたら、ジャンク箱の中に
OKパーツの「スーパー9用高精度チャンバー」と、JACのM16精密バレルを発見し、
何となくですが、クラウンのU-10を改造したくなっちゃいました。

頭の中で浮かんだアイデアで、某作曲家のような「詳細な設計図」も「超絶技巧」も無いですが、
勘と経験で、今でもゲームで通用するような性能の銃に仕上げてみました。

現状の性能でもまあまあなのですが、なんせHOPが強いため昔ながらのOリングHOPに改造しちゃいます。
バレルもアルミから真鍮に変わるのと、金属製の高精度チャンバーと併せて剛性UPも期待できます。

まず、JACバレル(外径9.8mm区間)をレシーバーまで収まる区間を外径12mmのアルミパイプを
エポキシ接着剤で接着して太らせます。
そして、バレル後端の外形8.5mmの部分にHOP窓として3mmの棒やすりで切り込みを入れます。

HOP窓の溝の深さは・・・まあ、勘と経験でテキト~に削ります。昔はこんな形のHOPバレルが市販されてましたが、
0.3g弾の使用を前提としてるのか、結構深く削られてました。今回は自分の目分量で調整しながら削りますが、
「ちょっと浅いかなぁ?」くらいがベストですね。HOPの強弱は嵌めるOリングの径、素材を変える事で後から
でも調整はできます。
写真のHOP穴の前に嵌めてる角線形のOリングは、インナーバレルとチャンバーの気密用のシールリングです。


HOP窓にOリング(P6サイズ)を嵌めて、チャンバーブロックの中にも、ノズル・チャンバーのシーリングに
Oリングを嵌め込みます。Oリングは一般的ではありませんが、クラウンのエアリボルバーのカートリッジの
パッキンを使用してます。今回は画像にある、アルミ製のバレルハウジングは使いませんでした。

HOP用Oリングの突き出し量はこんな感じで。


U-10のアウターバレルから、アルミのインナーバレルを引き抜いて、そのままアウターバレルは使用します。
チャンバー・バレルの組み立ては、以上で終了~♪ 意外と楽でした。

次に厄介なのが、ノーマルのシリンダーヘッドにノズルをつけます。まずは、分解して使わないエジェクター、
エキストラクターを撤去して、シリンダーヘッド中央にφ6mmの穴を開けてやるつもりでしたが、意外と複雑な形状で、
しっかりセンターを穿孔するのは無理でした・・・。結局、センターを調整しているうちに、φ10mmのバカ穴を
空けちゃいました・・・。
とりあえず、6mmに戻す為、外形10mmのインナーバレルを探して、2cmくらいに切断して穴の中に接着し、
そこにφ6mmのノズルを差し込んでやります。ノズルは外形6mm・内径5mmの真鍮パイプで、更に中に
外径5mm・内径4mmの銅パイプを差し込んでスリーブを設けてやります。
ノズルだけでも3ピース構造・・・手間かかってます!!


ノズル長は、チャンバーを計測して、ヘッドから26.0mmに設定して接着しました。

ついでと言ってはなんですが、スーパーXのストックもジャンク箱から発見したので、U-10をスーパーX
に改造しちゃいました!!
ガキンチョの頃は、SS-9000すら手が出なかったのに、スーパーXなんぞ絶対無理だ!!とか思ってましたが、
30年以上経って、初めてスーパーXのオーナーになれました!! (だから、U-10だって・・・)


ううう・・・百貨店でショーケースに入ってたスーパーXを眺めるだけしかできなかった少年は手にした時はオッサン化してしまった。


うう~ん、正に
「ケンシロウがラオウになった!!」・・・×
「ZガンダムがZZガンダムになった!!」・・・×
「ホーワゴールデンベアーが、マウザー66になった!!」・・・○


みたいな・・・


リコイルパッドが欠品しとったんで、ホムセンでドア止めブロック(ゴム製)を買ってつけて、トリガーガードも無かったんで
アルミのフラットバーで自作しました。なんか、「マクロスの足」みたいになっちゃいましたね・・・


んんん~~~~、マイクロサイトが欲しい。

そんでもって、実射性能は・・・なんと・・・0.77jの初速で、全くクセの無い弾道で60mくらいはフラットに飛びます!!
VSRの性能は明らかに超えた感じで、何とも「王者の風格」を漂わせます。

もはやSAF研とかコンコルドとか、どーでもええねん!!(使った事ないけどネンネン!!)

最近のエアガンは、可変HOPとかチャンバー構造が複雑になりすぎて、返ってダメな感じがしますね。
弾丸をバレルの中央を通過させるなら、HOPパッキンの上部に押さえが無いOリングHOPがやはり
「究極の2点式HOP」という感じですね。昔は、アサヒとかサンプロも同じような構造のHOPを採用しており、フィールドでも
活躍してましたから、逆にシンプルな構造の方がクリアな弾道を描くような気がします。




  

Posted by 軟鉄じーぐ at 23:37Comments(2)U-10(クラウン)

2013年07月27日

1976

あろ~

暑いですね~、夕立でも降れば夜は涼しくなるんですが・・・降りそうで振らずに蒸し暑いだけ!!
昔はサバゲしてても結局川に飛び込んで水遊びしてましたが、この歳ではそれもムリ。

今回は、歳を感じさせるクラウンのU-10シニアを買ってみました。

シニアと言われると、非常に強い憤りを感じずにはいられません・・・ああ、オッサンだよ!!と開き直る
歳になっちゃいました。クラウンさんもうちょっとネーミングを捻って欲しかったなぁ。

銃そのものは1976年にタカトクトイスが発売した「SS-9000」がベースで、最終形の「9PRO」のシルエットを
持つ銃です。SS-9シリーズというと「ハイパワー時代の象徴」とか言われますが、私から見ると、
「日本人が一番慣れ親しんだエアスポーツ銃」
と評価しても良いんじゃないかなぁと思います。銃の所持が難しい日本にとって、許可無く射撃が楽しめて
ケース式ですが、初の5連発ボルトアクションライフルだったので、実銃同様のアクションが魅力でした。
最早「昭和の生活雑貨」にランクアップしても良いくらいです。

さて、平成の時代に復活したU-10ですが、実射性能はナカナカのもので、初速は0.8Jあって、HOPを最小にしても
0.25弾が浮き上がってしまいますが、40~45m位は素直に狙ったところに飛んでいきます。
50mになるとバラけてしまいますが、触れ幅はそんなに大きくないので、ガンバったらサバゲでも使えそうです。
35年経って、やっとこさ「箱出しベストオブ SS-9000」(なんじゃそりゃ?)
って感じです。そのままではショボイので・・・ちょっとアンティークなスリングとスコープ(4×32)をチョイスして
コーディネートしてみました。





んん~~~~、どんなもんだい!! 年季の入ったサファリライフルって感じだ。
スコープも今では珍しいクロスヘアーレティクルです。

「コレで家の守りはバッチリだ!!」
とか言ったりして・・・・。

シリンダーは家に転がってた開封済みのものに交換して、スプリングを弱い物に変えてます。
初速を0.6J程度にして、弾道を安定させてます。

この銃の最大の課題は、カスタム魂が再燃してしまう事で、出来れば低予算で最低限のチューンに留めるのが
無難です。全てに手を入れようとすると、直ぐにウン万円くらいに跳ね上がり、「ありゃーVSRが1挺買えるわ」
とかになっちゃうので、予算を確定してジャンクパーツ&DIYで乗り切るのが得策です。
ライブカートで気楽に遊ぶのがベストかな?


ワンポイントアドバイス
初期トラブルの修正

シリンダーヘッドを止めている固定ピンと、フレームが干渉してフレーム内側に傷が付く場合があるので、
カシメ部をペーパー(#600くらい)でキレイに磨いてやりましょう。


ボルトの引き方
悪い例

ハンドルだけ握って引くとフレームに偏圧が掛かって、磨り減ったり、スムースに引けなくなります。

正解

シリンダーエンドを掴んで、真っ直ぐ引くと余分な力も掛からずスコンと引けます。ハンドルは基部に人差し指と
中指を引っ掛ける程度で、親指はハンドルの対角線上を掴みます。
この引き方をフィールドで行うと「この人、解ってるねぇ~」と一目置かれるかも?


戻すときは親指一本でシリンダーエンドの中心を押します。
  

Posted by 軟鉄じーぐ at 01:01Comments(2)U-10(クラウン)