2018年03月10日

M40スパイラル

あろ~

サバゲでARESのM40A3を使ってるんですが、最近M40A1の方が恋しくなってきて、タナカのM40A1(Air)を
入手しました。今までのA1と言えば、サンプロ(A1・XB)、エンドウぐらいしか所有したことがなく、実銃に近い
外観としては、今回のタナカが始めてになります。
今までの製品はデフォルメされていて、実銃に近いものとしてはアサヒぐらいだったかなぁ~と思います。
今から思えば独身の時に無理してでもアサヒ(もちょろん、エアコキの方)を買っておけばよかったなぁ~と
思いますね。まさか、この趣味がこんなに長く続くとは思ってませんでしたから・・・。

なかなか、M40からの呪縛から抜け出せそうにありませんが、最新型のA6まで行っちゃうと興味は減退・・・
曲銃床のA1が自分にとっては最高の得物のような気がします。歳かなぁ・・・。

さて、タナカのM40A1と、マルイのM40A5と給弾方式は違えど、コンセプトが似てると思いませんか?

ショートストロークのシリンダーに、短いインナーバレル。1J未満の出力制限であれば、このコンセプトでも
十分なんですよ。最早、大容量シリンダーも長いインナーバレルも過剰な装備になっちゃうんでしょうね。
それと、メーカー側としても、コンプライアンス的な事情で、出力が上げ難い構造にする必要もあるので、
国内メーカーが揃って同じ設計思想を持つという事は、時代に併せた「次世代のボルトアクションライフル」
が出てきたと言っても過言では無いと思います。

さて、能書きはそれくらいにして、タナカのM40A1を見ていくと・・・
なんか、アウターバレルがグラつくので、分解するとバレルとレシーバーの継ぎ目付近にある皿ビスが
緩んでました。構造の継ぎ目に大きな開口部がるため、フローティングバレルには不向きな構造になってます。

M40スパイラル
これが問題の開口部です。強度不足で歪みが生じやすい構造になります。マルイのL96もスリットが入っていて
アウターバレルに強い衝撃を受けた場合、最悪バレルが歪んでしまいます。ねじ込み式の接合部断面は、お互い
サークル形状でなければいけません。フローティングバレルにする場合、APS-2のような構造が理想になります。
左側に皿ビスが付いていますが、こいつが緩むとガタツキが生じます。この設計は「タナカさんやっちまったなぁ~」
という感じが否めません。

M40スパイラル
ほんじゃ、反対の右側にも同じ位置に皿ビス追加してみましょう。

M40スパイラル
ついでに、上部中央にもイモネジ(M3)を追加してみると・・・加重分散の効果が出てガッチリ固定できました。
ちょうどサンプロのM700も同じ要領で弄った記憶があります。しかし・・・

「うぬ~~、それでもやっぱり心配だ・・・」

剛性フェチに火がついて・・・

M40スパイラル
アウターバレルにベディングピラー付けました!!
ああ、せっかくのフローティングバレルが・・・ごめんなさいタナカさん つ_T)
なんか、SS-9プロみたいになっちゃいましたね。ピラー本体はM4高ナット(12mm)、ベースプレートは2mmのアルミ板
で作ってます。水平に合わせるため、アウターバレルとプレートの間にシムを噛ましてM3の皿ビスで固定してます。
あとピラーの高さ調整ですが、ストックの内側にABS板を接着して対応してます。

M40スパイラル
この状態でもシッカリしてますけどね、ストックにバレルを委託して剛性アップにつなげます。

M40スパイラル
M4皿ビスで裏から締めます。

M40スパイラル
左右のブレは無いようです。結構、仮組み・調整に掛かりました・・・。

M40スパイラル
とりあえず完成。やっぱA1は良いですね。スコープ無しの状態でもお茶碗3杯いけそうな気がします。
剛性は、正に「1本の棒」を持ってるような感じで、最初とは比べ物になりません。

不具合の修正で終わっちゃいましたが、実射はまた後日行います。
最近は、海外製品を弄ることが多いですが、不具合はあるにせよ、偶には「上質な玩具」で遊ばないと
心が枯渇しそうな気がします。得にタナカの製品は、モデルガン的な要素も含んでおり、独特の気品が
あります。エアガンの性能で選べばマルイになっちゃうかもしれませんが、それだけでは琴線に触れる
事ができない時もあります。外観や仕上がり、或いは銃本来の荒々しさも表現された一品だと思います。











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