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Posted by ミリタリーブログ at

2016年05月07日

よろずの神(マルシン・アンシュッツ)

あろ~

1年ぶりになりますが、今まで何をしてたかというと・・・家買って大阪(殆ど奈良に近いですが)
引越ししたり、近場にRCサーキットがあったのでラジコンで遊んだりとか、温くて素敵な時間を
過ごしていました。

連休中に実家に戻ったときに、エアガン各種のインナーバレルを発掘し、その中でサンプロの
レミントンのHOPバレルが見つかったので、何となくマルシンのアンシュッツ(初代エアー)なんぞ
弄ってみたくなりました。

マルシンのアンシュッツというと、80年台半ばにリリースされたケースレス式ボルトアクションライフル
ですが、当時M1カービンという名銃の後発にあたるモデルで期待はしてたんですが・・・・

非常に残念なエアガンでした・・・

当時(厨房でしたが)競技用ということもあって命中率とか期待して買っちゃいましたが、単に
弾が飛ぶおもちゃで終わってました。
ゴルゴ13の3巻「狙撃のGT」みたいに・・・

「ガンスミスの爺さん、俺のアンシュッツもカスタムしてくれい!!」
とか、切望してましたね。
濡れ場に出てきたババァはいらんですが・・・(いや~、ゴルゴはなんでも抱だきおるわ!!)

取り敢えず、自分がガンスミスとなりDIYで乗切りますかぁ~~。

先ずは、シリンダー容積に似合ったインナーバレル長を計算します。
シリンダー容量は、内径17.2mm・ストローク量70mmで計算し、概ね300~350mm程度のバレル長で
OKです。ノーマルは505mmですから全然容量が足らないですね。


取り敢えず、350mmにカットして綺麗に中も磨きました。


チャンバー部には3枚Oリングが入る構成になっており、真ん中がHOP用のOリングになります。
HOP用のリングは内径4.8mm(P5サイズ)でそれ以外は5.8mm(P6サイズ)で試してみます。
それにしても、OリングでHOP掛けるなんて、今時古いんでしょうなぁ・・・。


こんな感じで、

突き出し量もこんな感じです。(雑やなぁ~)

あとは、ノーマルバレルに合わせて、外径12mmのアルミパイプでインナーバレルを太らせたら
完成です。バレル右に写ってるのはノズルシール用のパッキンで、P6サイズの角Oリングを使います。


あとは、アウターバレルが樹脂製なので外形16mmの鋼管をオイルを塗りながらアウターバレル
の中に圧入していきます。

一寸きつかったので、外皮のシールを剥いて圧入しました・・・しんどかった・・・
ノーマルは樹脂アウターにイモネジでパーツを固定しているので、実に不快なところではありますが、
コレでシャキッとしたバレルになります。鋼管は450mmで必ずマズル側から入れます。
今から思えば、φ20mmの真鍮パイプでアウターバレルを新造しても良かったかなぁと思います。


仮組み・調整を進めて完成です。


アンシュッツ最大の泣き所、セーフティーレバーも折れていたので鋼板を接着して補修してます。
部品注文せねば・・・

完成したのがコチラ!!

んんん~~~~、別にゲームとか競技に使う訳ではないですが、使い古された道具には
何とも言えない独特の風合があります。例えて言うと「よろずの神」が宿ったような・・・。
こういうエアガンもあっても良いのではないかと思いますね。
スコープを載せないボルトアクションもなかなか良い雰囲気ですよ。

実射性能も格段に上がり、初速は0.72J程度で若干控えめですが、その分弾道は安定して、
綺麗に30~40mくらいは飛びます。スコープを載せているわけではないので、見える範囲だけの
評価になります。まあ、銃の性格上、飛距離よりもグルーピングを重視した方が向いてますね。
まだ、気密が不完全で、作り込みが雑な箇所もあり、まだまだ改良していきます。

取り敢えずは、今のエアガンレベルには達して無いけど、ノーマルよりは格段に性能UPできた
ので、善しとしますかぁ~。


因みにこのアンシュッツは、M1403 ハイグレードモデル(当時¥18300円)のタイプになります。
(因みに俺は、ハイレグが大好きだ!!)  

Posted by 軟鉄じーぐ at 16:22Comments(0)アンシュッツ(マルシン)