2014年03月08日
削る男
あろ~
というか、こんばんは、お久しぶり、明けましておめでとう・・・どんだけブログさぼってんだよ・・・。
という感じですが、一応ちゃんとサバゲしたりラジコンで遊んだりしてました。
昨年を振り返ると、ARESのエアコキにドップリ漬かってましたが、秋口にサバゲに持ち込むと・・・
「よー当たるケド、重くて使えん!!」
というお粗末な結果になり、最早重量のあるライフルを扱える体力が無くなったというか歳を感じるようになりました。
結局大きな方向転換を余儀なくされて、XM2010(MSR700)は売却処分し、同社のM40A5を仕入れたり、
再びVSRを使うようになりました。そこで、白羽の矢が当たったのが、WELLのSV98を大改修する計画を立てました。

SV98って言ってますけど、ど~見てもアメリカではショッピングセンターで売ってそうな安物のプリンキングライフル
にしか見えないっすね~。「コレで庭の守りはOK!!」みたいな・・・
取り敢えず、いきなりコッキングして撃ってみることも無く、即全バラしてプランを練ってみました。
どちらかと言うと、ARESと比べると劣悪なコピー品なんで初心者には全く薦められません。
しかし、VSRと比べると躯体・素材(マテリアル的なもの)がシッカリしていて、
機構的にも小改良が施されている点から根気よく熟成してやると、「高い耐久性を持ったVSR」が
完成しちゃうかなぁと思います。
まず、気になった点を修正して、オリギナルのVSRに匹敵する性能を確保してやります。
①チャンバーブロックの修正
VSRと全く同じ機構を持つチャンバーブロックですが、パッキンが収まるスペースがφ9.6~9.8mmしかなく
パッキンがφ10mmなので上手く収める事とが出来ず、組み立てるとパッキンの断面がHOPレバーの開口部に
膨らんでタマゴ型になっちゃいます、そこにHOPレバーで押さえつけても左右均等にHOPの突起を下げることは
できません。そこで、チャンバーブロックのパッキンスペースをφ10mmに削って広げてやります。

こんな形でφ10mmの回転砥石(L=13mm)を挿入して、左右ブロックを組み立てて砥石を電気ドリルで回して
少しずつ様子を見ながら削ります。

パッキンは、ノーマルがパサパサの整形も不十分だったため、ARESのAW338の純正品を代用しました。
しかし、コレも硬くて実射すると最小でも強いHOPが掛かってしまうので、手持ちであったPDIのWホールドパッキン
を使いました。インナーバレルはアルミテープを1巻き貼り、チャンバーブロックとのガタツキ防止をしています。

パッキンもリブ部(右についてる凸部)をブロックの形に合わせて前後を切って使います。
仮組みしてHOPレバーを下げて左右均等にHOPパッキンが下がればOKです。
簡単に言うと、パッキンがストレス無く伸び縮みできるスペースを確保するという事です。
因みにチャンバーブロックの外径はφ25.1mmでVSRのチャンバーを移植するのは不可能です。
②シリンダーがダメだった・・・
ノーマルではアルミシリンダーが付属しますが、歪があってピストンが楽に動きませんでした。
まあ、アルミシリンダーなんて、はなっから使うこ事は考えてませんでしたが、何しか、シリンダーを
調達する予算が無い・・・。そこで、過去に買って使い物にならなかったPPSのVSRシリンダーを改修することにしました。
PPSのスチールシリンダーは、価格が安い分、仕上げが劣悪で内面なんてそりゃもう・・・溝状の傷が全面にあり、
ガタガタのザクザク状態でした。引抜き管の精錬工程が雑なのか、マテリアルが悪いのか、金属加工の事については
ワカランですが、自分で研磨してみる事にしました。

電気ドリルにアルミパイプを固定し、13Aの塩ビ管を被せて固定して、塩ビ管の先端に縦に切り込みを入れました。
コレでどうするかというと・・・

シリンダーに突っ込んで

シアー開口部から塩ビ管の先端切り込みに紙やすりを挟み

電気ドリルを回せばシリンダー内部に紙やすりが巻き込まれて研磨できます。(我ながらグッドアイデア)
赤いビニールテープはシリンダーヘッド用のねじ山を 削らないように境界を明示するインジケーターみたいなものです。
#80・#240・#600と順番に紙やすりを細めに変えて、最後はシリンダーにピカール(研磨剤)を流し込んで
かみさんから着なくなったレオタード(水着みたいな運動服?)を貰って、適当な大きさに切り出して紙やすり
と同じ要領で研磨します。
深い傷は数本残ってますが、概ね内面の鏡面加工はできました!!
しかし、あまりオススメできません・・・無難にPDIとかライラクスのシリンダーを買った方が良いです。
あまり予算を掛けたくなかったんで・・・。

あと、外面も磨いて、ブルーイング材で染め直してます。スーパーブルーなんですが、黒っぽくなちゃいました。
シリンダーヘッドのネジピッチは、WELL純正はPDI・PPSと同じ規格なのでシリンダーヘッドはそのまま使えます。
内部パーツ(ピストン・スプリング等)は取寄せ中なので、外観の改造と併せて次号に続きます。
というか、こんばんは、お久しぶり、明けましておめでとう・・・どんだけブログさぼってんだよ・・・。
という感じですが、一応ちゃんとサバゲしたりラジコンで遊んだりしてました。
昨年を振り返ると、ARESのエアコキにドップリ漬かってましたが、秋口にサバゲに持ち込むと・・・
「よー当たるケド、重くて使えん!!」
というお粗末な結果になり、最早重量のあるライフルを扱える体力が無くなったというか歳を感じるようになりました。
結局大きな方向転換を余儀なくされて、XM2010(MSR700)は売却処分し、同社のM40A5を仕入れたり、
再びVSRを使うようになりました。そこで、白羽の矢が当たったのが、WELLのSV98を大改修する計画を立てました。

SV98って言ってますけど、ど~見てもアメリカではショッピングセンターで売ってそうな安物のプリンキングライフル
にしか見えないっすね~。「コレで庭の守りはOK!!」みたいな・・・
取り敢えず、いきなりコッキングして撃ってみることも無く、即全バラしてプランを練ってみました。
どちらかと言うと、ARESと比べると劣悪なコピー品なんで初心者には全く薦められません。
しかし、VSRと比べると躯体・素材(マテリアル的なもの)がシッカリしていて、
機構的にも小改良が施されている点から根気よく熟成してやると、「高い耐久性を持ったVSR」が
完成しちゃうかなぁと思います。
まず、気になった点を修正して、オリギナルのVSRに匹敵する性能を確保してやります。
①チャンバーブロックの修正
VSRと全く同じ機構を持つチャンバーブロックですが、パッキンが収まるスペースがφ9.6~9.8mmしかなく
パッキンがφ10mmなので上手く収める事とが出来ず、組み立てるとパッキンの断面がHOPレバーの開口部に
膨らんでタマゴ型になっちゃいます、そこにHOPレバーで押さえつけても左右均等にHOPの突起を下げることは
できません。そこで、チャンバーブロックのパッキンスペースをφ10mmに削って広げてやります。
こんな形でφ10mmの回転砥石(L=13mm)を挿入して、左右ブロックを組み立てて砥石を電気ドリルで回して
少しずつ様子を見ながら削ります。
パッキンは、ノーマルがパサパサの整形も不十分だったため、ARESのAW338の純正品を代用しました。
しかし、コレも硬くて実射すると最小でも強いHOPが掛かってしまうので、手持ちであったPDIのWホールドパッキン
を使いました。インナーバレルはアルミテープを1巻き貼り、チャンバーブロックとのガタツキ防止をしています。
パッキンもリブ部(右についてる凸部)をブロックの形に合わせて前後を切って使います。
仮組みしてHOPレバーを下げて左右均等にHOPパッキンが下がればOKです。
簡単に言うと、パッキンがストレス無く伸び縮みできるスペースを確保するという事です。
因みにチャンバーブロックの外径はφ25.1mmでVSRのチャンバーを移植するのは不可能です。
②シリンダーがダメだった・・・
ノーマルではアルミシリンダーが付属しますが、歪があってピストンが楽に動きませんでした。
まあ、アルミシリンダーなんて、はなっから使うこ事は考えてませんでしたが、何しか、シリンダーを
調達する予算が無い・・・。そこで、過去に買って使い物にならなかったPPSのVSRシリンダーを改修することにしました。
PPSのスチールシリンダーは、価格が安い分、仕上げが劣悪で内面なんてそりゃもう・・・溝状の傷が全面にあり、
ガタガタのザクザク状態でした。引抜き管の精錬工程が雑なのか、マテリアルが悪いのか、金属加工の事については
ワカランですが、自分で研磨してみる事にしました。
電気ドリルにアルミパイプを固定し、13Aの塩ビ管を被せて固定して、塩ビ管の先端に縦に切り込みを入れました。
コレでどうするかというと・・・
シリンダーに突っ込んで
シアー開口部から塩ビ管の先端切り込みに紙やすりを挟み
電気ドリルを回せばシリンダー内部に紙やすりが巻き込まれて研磨できます。(我ながらグッドアイデア)
赤いビニールテープはシリンダーヘッド用のねじ山を 削らないように境界を明示するインジケーターみたいなものです。
#80・#240・#600と順番に紙やすりを細めに変えて、最後はシリンダーにピカール(研磨剤)を流し込んで
かみさんから着なくなったレオタード(水着みたいな運動服?)を貰って、適当な大きさに切り出して紙やすり
と同じ要領で研磨します。
深い傷は数本残ってますが、概ね内面の鏡面加工はできました!!
しかし、あまりオススメできません・・・無難にPDIとかライラクスのシリンダーを買った方が良いです。
あまり予算を掛けたくなかったんで・・・。
あと、外面も磨いて、ブルーイング材で染め直してます。スーパーブルーなんですが、黒っぽくなちゃいました。
シリンダーヘッドのネジピッチは、WELL純正はPDI・PPSと同じ規格なのでシリンダーヘッドはそのまま使えます。
内部パーツ(ピストン・スプリング等)は取寄せ中なので、外観の改造と併せて次号に続きます。